「…里菜」 「あはは」 保健室の前に行くと、 もう里菜がいて泣きそうな顔をしていた。 「ちょっといいか?」 俺は保健室に入る前に、 なんでこういう事態になったのか聞くためにちょっと離れた階段に行って話した。 「里菜、とりあえず葵はなんで保健室にいるんだ?」 「今さっきやってた種目でね、最後隣の男の人に邪魔されて転ばされたんだよね。 それで自分で保健室行くからいいって言って体育委員の私の話聞かないで保健室に言っちゃったの」