『はは。あの時はな、もう全てがどうでも良かった。まぁ今はこんなとこで暮らしてるけど前より全然ましだな。美玲もだろ?』 『ええ。あの時あそこで働くのやめてここの保健室の先生になれてほんと嬉しかったわ。』 葵がこんなにも話すってことはない。 あいつがこんなに話すのは、 ほんとに仲の良いやつだけ。 俺は、意を決して保健室の前に行った。