息ピッタリの俺らは
他のグループを抜かして一位でゴールした。




「彩果…。俺から離れないでくれ」




なんだかゴールした途端に寂しくなって
彩果をギュッと抱きしめながら囁いた。




「当たり前だよ。私は将季くんの隣にいる」




ニコッと微笑んだ彩果の顔は、
太陽のように眩しかった。