「じゃあ、最初は龍。次が友樹。
その次が葵。で、その次が晃樹。最後から二番目が彩果でアンカーが俺。で、いい?」
「いいよ〜」
「OKー!!!」
「葵が3番目走るんだったら私も体育委員の方で3番目走ろっかなー!一緒に走りたい」
「俺、里菜には勝てる自信あるわ。」
「え、ちょっと葵ひどくない?!」
「いやひどくない。
だって里菜俺に勝ったこと無いでしょ」
「だって!それは葵、男子じゃんっ。
無理だもん。葵に勝てないもん!」
「そんなすねなくていいだろ。」
そういって、桜井くんは里菜ちゃんの頭を撫でていた。


