そう言われて、 心の中で良かったね。なんて思ってたら いきなり一斗に抱きしめられた。 「え?!」 「…彩果っ。俺、ずっとあの日から言えなかったんだぁ。 あの時俺と付き合ってくれてありがとねぇ。」 「ぁ、ぅん。」 「もうこれで最後だよぉ! 俺今彼女いるしねぇー。んふふ、ばいばーい」 最後は頭をポンポンと撫でてくれたはいいけど ここが将季くんがいる部屋の前だってこと忘れてたんだ。