僕らの授業時間は常に自習時間だ!!





3人で輪になるように向かい合って、
ふざけあっては怒られる。


2人は僕を変人扱いするけど、
人とそんなに思考がずれてるかな?


僕は強くなったと思っているけど、
2人は僕を見て、とても弱いと嘆くんだ。


丈夫なのは、
自他共に認める足の強さだけ・・・。



僕から足の健康をとったら何が残る!?


完璧にひ弱な僕の完成だ。




僕らの“自習時間”はそれだけじゃなくて。



いつしか僕の小説を2人が読んで、
君の絵を、僕らが見ては賞賛の声をあげた。



夢のようだった。



だってさ!!


僕の書いた小説のキャラクターがさ、
絵になってそこに現れるんだ!!



そうして、
それらを眺めては本当にかわいい反応をする君。


最初はひそひそ話してても、
熱が入れば大きな声になって怒られるの繰り返し。


僕はそういうふうに怒られるのも
悪くないなって不思議とそう思ってたよ。



怒られれば怒られるほど、
僕らが深く繋がっているようで嬉しかった。





僕がね?


ずっとほったらかしだった小説サイトを
再開するきっかけになったのは2人のおかげで。



妖精さんのあのお話だって、
2人がいなかったら書いていなかっただろうし、



また再会して読んでもらおうっていう
勇気なんて僕にはなかったから。












僕が物語を書いて、
  

  君が絵を描く。


   そうして君が全身で反応を示してくれる。












絵と
 

 小説と、


   君のかわいいリアクション。















僕らは短いけど、とても充実した
自習時間を過ごせたと思っているよ。



今はもう、そんな幸せな時間はないけれど、




変わらずに、
僕の文字を読んでくれるのかな?