Wonderful DaysⅡ



ベッドの横に移動して膝を突けば、グッと近づく魁さんの顔。

間近で見る無防備な寝顔に、興奮しまくりの私だったけど……

私がインフルエンザで寝込んでいた時とは、大分違うその容姿に


「綺麗だなぁ……」


思わず、心の声が口から漏れた。

通った鼻筋に、形のよい眉。

伏せられた瞼から伸びる長い睫毛。

いつ見ても整ったその顔立ちは、熱のせいで薄らと額に滲む汗さえも美しい。


「…………」


私が寝込んでいた時って、もっと死人みたいな顔してたよね?

男の人なのに肌理の細かいその肌は、どんなお手入れをすればそこまで綺麗になるのか聞きたいくらい。

自分の寝顔とは明らかに違うその容貌に


「……不公平だよね」


またまた、心の声がダダ漏れになる。