Wonderful DaysⅡ



クリスマスは既に終わっているから、大々的なパーティーさえなければ、当日の要求も受けてもらえるはず……。


「まぁ、なんとかなるだろう」


「よろしくお願いします」


了承の旨を伝えれば、ホッとしたように息を吐く。


「この面子でクリブデンに行くのは、あのパーティー以来か……」


アルが懐かしそうに顔を綻ばせたところで


「そのことなんですが……」


魁が、言いにくそうに口を開いた。


「なんだ」


「クリブデンには、マリアと二人で行きたいんです」


先を促せば、皆ではなく二人だけで行きたいと言い出した。


「は?」


「……………………」


目の前のアルが、ぽかんと口を開けて間抜けな声を出す。

声こそ出さなかったが、今の俺もアルと同じような表情をしているに違いない。


「今回だけは……どうしても、二人だけで行きたいんです」


そんな俺達を見据えて、もう一度自分の思いを口にした魁。

どうやら魁の目的は、マリアとのデートらしい。