「回復したことは伝えておいたが、一応後で連絡は入れておけ」
「はい、ありがとうございます」
「まったく。お前みたいな弟がいたら煌さんも苦労するよな」
「………………」
弟よ、それをお前が言うのか。
魁よりも、お前と慧の方が余程苦労すると思うのだが……。
「まぁ、早く回復して良かったじゃないか」
「お蔭様で」
「……で、お前はいつまで滞在できるんだよ?」
「一応、28日まで」
「28日!? 明後日じゃないか」
「そのこともあるので、昨日のお願いなんですけど……」
アルとの会話を途中で区切り、俺に視線を向けてくる魁。
「あぁ、クリブデンか」
「はい。できれば今日お願いしたいんですが」
「今日? また、随分と急だな」
「すみません」
その話だろうとは思っていたが、予想以上に早い希望に暫し考える。

