Wonderful DaysⅡ



───遡る事、一時間前───


俺とアル、魁の三人は、マリアが起きてくるのをリビングで待っていたのだが……


「そういえば、魁。煌から電話があったぞ」


「兄からですか?」


昨夜掛かってきた電話を思い出して、魁に声を掛ける。

あの状態の魁を、付き添いも無しによく送り出したものだと思っていたら。


「お前、何も言わずに家を出てきたらしいな?」


「………………はい」


案の定、無断で抜け出してきたらしい。


「なに、お前……誰にも言わずにこっちに来たのかよ!?」


「………………」


「いくらなんでも、無謀すぎるだろ」


あまりにも無謀な魁の行動に声を上げれば


「言ったら止められると思ったので」


「そりゃ、普通なら止めるだろうよ」


返された言葉に呆れ顔のアル。