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「これで、文句はありませんよね?」




俺の目の前で、マリアの薬指に光り輝く婚約指輪を嵌めた魁。




12月24日は、五年前に魁と約束した期日で……




「───仕方が無いから、認めてやる」




ギリギリ間に合ったあいつを、認めないわけにはいかなかった。