5年間、こんな私をずっと想ってくれていた魁さん。
「私も……」
だから私も、自分の気持ちを驚くほど自然と口にする事が出来た。
「私も、これが夢だったら……きっと、狂って死んじゃいます」
私の言葉に目を見開いた彼を見つめ返しながら
「それくらい、魁さんが大好きなんです」
溢れ出す想いを紡ぐ。
「……っ……!」
私の人生初の告白に、耳まで真っ赤に染めて固まった魁さんだったけど。
次の瞬間に見せた蕩けるような笑顔に、今度は私の方が固まった。
体中の熱が集中してしまっているんじゃないかってくらい熱い顔は、きっと真っ赤に違いない。
私達がいる中庭には、再び降り始めた雪がちらちらと舞い落ちていて。
底冷えするくらい寒いはずなのに、熱を帯びた頬に落ちてきた粉雪は、ひんやりと気持ちがいい。

