Wonderful DaysⅡ




───この温もりは、夢じゃないんだよね……?


気がつけば、繋いでいる手の温もりを確かめるように、絡まる指先に力を込めていた。


「マリア?」


それに気づいた魁さんが、足を止めて様子を伺うように覗き込んでくる。


「どうした?」


不意に近づいた距離に、鼓動が跳ね上がった。


「え……っと……」


うまく答えられない私の手を逆に力強く握り返されて、余計にドキドキしてしまう。


「今、魁さんと此処にいる事が夢みたいで……」


私の言葉を聞いた魁さんは、一瞬、きょとんとしていたけれど


「夢じゃねぇよ」


返事をするのと同時に繋いでいた手を引き寄せると


「あのっ……」


「これを夢なんかにされたら、俺が困る」


きつく抱きしめて、その腕の中に私を閉じ込めた。