Wonderful DaysⅡ




「………………え? え?」


戸惑いを隠せない私は、目の前に広がるそれをただ呆然と見遣る。

だって……


「……っ、魁さん、これっ……」


ハッとして隣の魁さんを見上げれば、とても優しく微笑んでいて。

もしかしなくても、この先の光景は魁さんの“無理な頼みごと”なんだと、その表情から理解する。


「驚いたか?」


「当たり前ですっ……!」


「なら、このサプライズは成功だな」


悪戯っぽく聞いてきた魁さんは、私の返事を聞くと満足そうに瞳を細めた。


「サプライズ……」


その笑顔に、胸の奥がキュンと音を立てる。

目の前に広がるそれに胸がいっぱいになって、堪えきれず、段々と滲む視界が目の前の景色を遮っていくけれど。


「行こうか」


胸の前で握り締めていた手を魁さんの長い指に絡め取られて、限りなく優しく響いた声に導かれるように一歩を踏み出した……