激しいキスの余韻で、ハァハァと肩を上下させていれば
「そろそろ、起きろ。出掛けるぞ」
「……出掛ける?」
「あぁ。デートしよう」
彼は優しく微笑んだ。
「でっ、デート!?」
驚いて、口から飛び出た声は上擦っていた。
デートって……恋人同士がする、あのデートの事だよね?
思わず、魁さんの顔をマジマジと見つめてしまう。
「あぁ。マークさんには許可を取ってあるから、仕度が出来たら行くぞ」
「え!? マーク兄さんが許してくれたんですか!?」
あの、マーク兄さんが!?
今まで兄さん達の鉄壁のガードで、男の人と交流を持つ事はおろか、話す機会さえほとんどなかったのに……
信じられなくて私を見下ろしている魁さんに聞き返せば
「じゃなきゃ、お前を連れ出せないだろ」
「……確かに」
納得させられる言葉が返ってきた。

