そもそも、何でこんな状況になっているのかと言うと……
───今を遡る事、3時間前───
寝起きの悪い私が、今朝は7時に目を覚ました。
もちろん自分で起きたなんて奇跡はある筈もなく。
正確には、起こされたのだけど。
朝から、それはそれはディープなキスによって、微睡みの中に居た私を半ば強引に引き上げた魁さん。
あまりの息苦しさに、重たい瞼を持ち上げると……
目の前には超絶美形が私を見下ろしていて。
「おはよう、マリア」
甘い眼差しで微笑む彼の手は、なぜか私の両手を拘束している。
「…………おはよ?」
あれ? 何で、こんな状況になっているの?
寝起きのボーっとした頭で一生懸命考えるけれど……
「……んっ…………」
状況を把握する前に、再び塞がれた唇。
段々と深くなっていくキスに、今度こそ完全に覚醒した私。
危うく、また気を失うところだった。

