「かっ、魁さん!」 此処、街のド真ん中なんですけどっ! 「ん?」 それがどうした?と言わんばかりに口角を上げるその表情は、私の反応を楽しんでいるようで。 「………………」 「マリア?」 「……何でもありません」 これ以上は、何を言っても無駄だと悟った私は口を噤んだ。