うぅ~、眠い……
此処で眠ったらダメだと懸命に瞼を持ち上げていたけれど、ソファーを見れば気持ち良さそうに眠るアル兄さんが見えて。
───アル兄さん、眠ってるじゃん!
仲間がいた事にホッとして悪戦苦闘する事を止めれば、襲い来る睡魔に勝つ事は出来ず、ゆっくりと狭まっていく視界。
体の力が抜けた瞬間に引き寄せられて、抱き留めてくれる安心する温もりと
「おやすみ、マリア」
くすりと笑って耳元で聞こえた囁きに、完全に瞼が閉じた。
意識を失う直前に感じた、ふわりふわりと揺れる感覚が、ゆりかごに揺られているようで気持ち良い。
楽しいクリスマスだったなぁ……
涙が出るほど楽しかったクリスマスは、きっと一生忘れない。
そして今夜も心地良い温もりに包まれて、とても幸せな夢を見た……

