Wonderful DaysⅡ



既に9時半を過ぎていて、朝食の時間と言うにはかなり遅い。

いつもなら、とっくに食事を終えている筈の兄さん達は、私達が起きて来るまで待っていてくれた。

アビーさんが待つテーブルに、皆で席に着いて食事をして。

大きな窓から差し込むレース越しの朝日は、ポカポカしていて心まで温かくしてくれる。

食事をしながらの雑談も、映画鑑賞をしながらのティータイムも。

私をいつも見守っていてくれる兄さん達や、大好きな魁さんとの夜のクリスマスパーティーも、途切れる事の無い笑い声。

ゆったりと流れる心地良い時間は、あっと言う間に過ぎていく。


───楽しいなぁ……


こんなに心穏やかに楽しく過ごしたクリスマスって、お父さんとお母さんが死んでしまってから初めてかもしれない。

いつも、お婆様の視線に怯えていて楽しいと感じた事が無かったクリスマス。