「アルは、大袈裟なんだよ。さぁ、朝食にしよう」
いつの間にか目の前まで来ていたマーク兄さんは、顔を引き攣らせるアル兄さんを無視して、朝食の準備が整っているテーブルへと私を促す。
「でも……」
「本当に、大丈夫だよ」
言いよどむ私に微笑んでくれるアル兄さんの笑顔は、まだ若干引き攣り気味だったけれど。
大丈夫と言ってくれたから「うん」と返事をしてテーブルに向かった。
きっと、これ以上は何を聞いても「大丈夫」としか言わないと思うから。
「次からは、気をつけるからね」
これ以上は怪我をさせないようにと、固く心に誓ったのに
「「「………………」」」
私の前にいる三人は、顔を引き攣らせたまま固まった。

