Wonderful DaysⅡ



一生懸命、隠してくれようとするアル兄さんだけど……

その慌て振りから、間違いなく私が殴ったんだろうと確信した。


「……ごめんね、アル兄さん……」


「あ~、うん……でも、全っ然、痛くないから!!」


もう一度謝れば、もう隠しきれないと思ったのか、今度は全然痛くないと言い出したアル兄さん。


でも、痛くなかったら湿布なんてしないよね?


「……でも、湿布……」


「……あ…………」


アル兄さんの口から声が零れれば、前の方からは大きな溜め息が聞こえてくる。

ちらりと視線を向ければ、額を押さえたマーク兄さんが呆れたようにアル兄さんを見ていて。

隠しきれていないアル兄さんを責めているようにも見える。

その二人の様子から、相当強い力で殴ってしまったんだろうかと心配になっていれば


「兄貴が痛くないって言ってるんだから、気にするな」


隣から、頭をポンポンしてくる魁さん。