嘘だろ!?と、兄さんを凝視してしまったけれど。 「早く治せよ?」 なんて、労わる言葉まで掛けて部屋を後にした兄さん。 驚きすぎて、顎が外れるかと思ったよ。 「魁なら、大丈夫だろ」 僅かに口角を上げて、紅茶を飲む兄さんの表情は柔らかい。 「………………」 その一言で、俺が思っている以上に兄さんは魁を信頼しているのだと分かった。