Wonderful DaysⅡ



「本当に?」


もう一度、念を押して聞いてみれば


「あぁ。本当に、何もされてねぇよ。確かに、すげぇ形相で部屋に入って来たけどな」


本当に何もされていないようだったけれど、ここで疑問が湧いてくる。

じゃあ、すげぇ形相で入って来た兄さんを、どうやって宥めたの?


「……すげぇ形相……」


魁さんの言葉を呟きながら、マーク兄さんのすげぇ形相とやらを想像してみた。


「………………」


あはは……ダメだ……
恐ろしすぎて、脳が勝手にモザイクを掛ける。

マーク兄さんの顔を想像する前に、私の顔が引き攣った。


「まぁ、そのすげぇ形相も直ぐに引き攣った顔に変わってたけどな……クックッ」


そんな私の顔を見て、なぜか笑い出した魁さん。