「マーク兄さんに、何もされませんでしたか!?」
此処にマーク兄さんが来たのなら、同じベッドで寝ていた魁さんにパンチぐらいしているかもしれない!!
「……別に、何もされてねぇよ」
否定する魁さんだけど、答えるまでのその間はなに?
もしかしたら、マーク兄さんに何かされたけど「黙っていろ」とか言われているのかもしれない。
「………………」
うん。あり得る……
脳内で勝手に妄想を繰り広げ、益々心配になった私。
魁さんの顔を両手でガシッと押さえつけて、傷や痣がないか慎重に調べていれば
「お、おい!」
顔を固定された魁さんは、私に何をされるのかと狼狽えて声を掛けてくる。
でも、今の私はそれどころではなくて。

