「……あの、兄貴達って……」
まさか……
「お前の兄貴って言ったら、二人しかいないだろ」
なに、寝惚けた事言ってるんだ? って顔で私を見ている魁さん。
「………………」
思考が停止する事、数秒。
「どうした?」
動きを止めた私を、心配そうに覗き込む魁さん。
その瞳に映る私は、目を見開いたままで。
なんて、マヌケな顔をしているんだろうか……
「マリア?」
「あの……」
今、魁さん“兄貴達”って言ったよね?
って事は、当然マーク兄さんもこの場に居たという事で……
「兄さん達って……やっぱり、マーク兄さんも此処に来たんですよね?」
「あぁ」
あぁ……誰か、嘘だと言って。

