Wonderful DaysⅡ



その笑顔に、やられっぱなしの私。

顔と同時に、胸の奥まで熱くなって仕方がない。


「……だって」


耐えられなくなって、タオルを持つ手に力を込めれば


「だって……何?」


私の言葉を鸚鵡返しで聞いてくる魁さんも、私に触れている手に力を込める。


───うぅっ……


だから、そんな眼差しを向けられたら耐えられませんっ!


「私には、ハードルが高過ぎます……」


「ハードルって、何の?」


何のって……そんなの、今もダダ漏れの


「魁さんの色気がっ……!」


「…………は?」


私の言葉を聞いた魁さんは、一瞬、目が点になっていた。