「…あぁ、よくわかったな」


モテ男は少し笑いながら言った。



最初、私がコイツをモテ男だと言ったのは、

もうお気付きかもしれないが、

コイツの過去をチラッと見たからなのだ。


まぁ、チラッとだから全ては読み取れなかったけど。



「じゃあ、占ってあげる。眼を見せて」


私の占いは、眼をよく見なければならない。

眼から読み取るからだ。



「……」



じっとモテ男の眼を見る。


モテ男もピクリとも動かず私の眼を見る。









「…見えた」