今日は部活がないので、教室へカバンを取りに戻った。


すると桃原がうつ伏せに倒れていた。



「おい、桃原…?」


混乱した俺はとりあえず名前を何度か呼ぶ。

返事などない。



体を揺さぶろうと桃原に触れる。





その瞬間。


急に足がフラついてその場に倒れ込んだ。



なっ、なんだ、これ…っ。



苦しくて汗がドッとふきだす。





思考も朦朧として、ついに意識を手放してしまった。