大学では、なぜが美紅ちゃんが付きまとってきた。


まぁ、苦手じゃないんだけど・・・


「真琴のところ、行かなくていいの?」


「いいの。だってまこちゃん、怒るから。陽菜子ちゃんと一緒にいると、迷惑かけるなって怒るの。」


真琴なりに、きっと気を使ってるのだろう。


「あたしは、迷惑じゃないからね。」


「ありがと!陽菜子ちゃん。」


美紅ちゃんの笑顔で、真琴は何が欲しかったのか、それがやっとわかった気がした。