そういって、一緒に作ったグラタン。 「やっぱり、ヒナは料理上手だね。」 アヤは褒めるのが上手だね・・・だなんて言いかけたら、嫌味に聞こえる気がしてやめた。 「一応、料理は好きだから、ね。」 「ヒナはなんで料理の大学行ったの?」 ・・・アヤになら、話せる気がした。 前に真琴に聞かれたとき、はぐらかしてしまった、話。 「あのね・・・」 完食して、食器を洗って、コーヒーの飲みながら話し始めた、午後1時。