恵美は先生に一対一で教えてもらっていた。なんか心がもやもやした。
そんなこんなで、5分ぐらいがたった。
なかなか教室に入って行けなかった。
そんな時先生が目の前に現れた。
「あっ入っていいよ」
「あっはい」
もう優しすぎるよー。
恵美が私に気付いた。
「あっ結花だ」
「おー恵美久しぶり」
なんて顔を見合わせた私たちを先生は不思議そうな顔で見る。
「おまえら知り合い?」
「私たち中学一緒なんですよー」
恵美が先生に伝えた。しかも親しそうに。
「まあとりあえず座って」
私は先生の正面に座る。
「うーんと何がわからんの?」
真剣なまなざしで先生が言う。もう私は緊張して何も話せないよー。先生かっこよすぎ。
反則だよー。
なんとか声を出して私の言葉で伝える。
「え~っとここの、目の構造とかが、、」
「あ~ここかあ」
先生が少し悩んだ。私へんなこと言ったかな~?なんて不安になった。
「俺も苦手。俺さー科学でも化学のほうだからここ苦手じゃんねー」
笑顔で言う先生。かわいすぎ。
「じゃ教科書見ながらゆっくりやってくか」
「あっはい」
「うーんとまずは、、、、、、、、、、」
先生の説明が聞こえないくらい緊張して先生を見つめた。
先生の優しい声、優しい目、ずっと見ていたい。
