私は階段をダッシュで駆け上がり、屋上へと向かった。
どうせ教室に言っても何もすることはないし、今日はいい天気だから、外に出て開放感を味わいたかった。




ラストスパートの廊下を走っているうちに、一つ問題を発見してしまった。





屋上って確か南京錠かけれたよね?普段は学校が始まってて放課後とかに来てたけど開いてるかな。
もししまってたら私はその瞬間だけ犯罪者になる!




頭へ手をやって、目当てのものがあることを確認しながら走る。
ドアの前にたどり着いた。
すぐさま確認する。
あーあ、予想が的中。
やっぱり鍵がついている。
しょうがない、神様許してくださーい。
私、桜井麻美はほんの一瞬だけ犯罪者になります。




神様に懺悔っぽいことをしてから、髪から引っこ抜いた。
私の手の中にあるのは、ヘアピン。
はい、ピッキングです。
ごめんなさーい。




カチャカチャと適当に動かしてみる。
このてのものは結構得意。
だって私おっちょこちょいだから、いろんなものの鍵をなくしてピッキングしてたから。
今も少ししてるけど。




カチャ




やった、開いた!