「私、全部思い出した。
クローバー畑のことも、交換した四つ葉も、クローバーの君も。
約束したのに忘れてた。
ごめんね、思い出せなくて。
もう二度と、忘れないから・・・・・」
「思い・・・・・・出してくれたのか・・・・・・?」
おそるおそるといった感じで海原君は聞いてきた。
私は返事をする代わりにうなずく。
その行動を見た海原君は、また、一筋の涙を流した。
多分、嬉し涙だと思う。
「もう、二度と俺を忘れないでくれ・・・・・、一人は、怖い。
俺はいつも一人で怯えてた。
離れないで、俺のそばにいてくれるか・・・・・?」
そう言いながらベッドから立ち上がる。
一歩一歩お互いに近づきあいながら、海原君はまた私に質問をして来た。
そんなの、もう決まってるっていうのに
。
「もちろん!ていうか、離れてって言っても絶対に離れないから覚悟してよ!」
この言葉に海原君は初めての笑顔を見せ、私に抱きついた。
私も海原君の背中に手を回す。
そして耳元で囁いた。
「麻美・・・・・、ありがとう・・・・・」
「私こそ、ありがとね」
