クローバーの起こしたキセキ






「おーい、もう行こうー」




海原君は言う。
でも、小さい頃の私はまだ見つけれてないらしい。
絶対に嫌!!と思いっきり叫んでいる。
海原君は呆れているが、嬉しそうな表情。




「私はやりたいようにやる。
だって、今やらなかったら後悔するかもしれないもん!」




これを聞くと、海原君も私もいなくなった。何処かに落ちて行くような感覚がある。
この奇妙な感覚を味わっているとりぼんの声が聞こえてきた。




「麻美は麻美のやりたいようにやればいいんだよ。
今だからこそできること、今でしかできないことだってあるんだから・・・・・」




声が完璧に聞こえなくなると、私はベッドの上にいた。
夢から覚めたんだ、りぼんに言わせると夢ではないらしいけれど。
りぼんは私の隣に手足を大の字にして寝っ転がっている。
そのままではさすがにかわいそうだから、きれいに足と手をたたんで机の隅っこに腰掛けさせてあげた。




「りぼん、ありがとう。
りぼんのおかげで私が何をするべきか分かった。
もし私の選択が間違っていたとしても、後悔なんて絶対にしない」




こう言いながらりぼんに笑いかけると、りぼんも笑い返してくれたような気がした。