何分立ったんだろうか、時間の感覚がないような感じがする。
未だに二人はかがみこんでいる。
私には二人が何を探しているのかが分かった。
きっと、お互いにクローバーを探しているんだろう、夢で見たように交換するための。
「もう少し、近づいてみたら?大丈夫、あの二人には私たちの姿は見えないよ」
りぼんの言葉を聞き、私は幼い私に近づく。
りぼんの言ったとおり、私たちには気づかずに、一生懸命に一本一本かき分けながら探している。
少しその場所で私を見ていたけど、海原君のほうに歩いて行った。
幼い海原君もとても真剣な顔で三つ葉とシロツメクサをかき分けている。
なにもない場所だから影もないし、誰も足を踏み入れていないらしいここには、私が知っている探しかたは有効できなさそうだ。
まぁ、できたとしても話しかけても気づけないけど。
「あ、あった」
海原君は私より先に四つ葉のクローバーを見つけたみたい。
すごい無邪気な顔をしていて、緩むほおを抑えられないといった感じ。
こんなに今は幸せだったのに・・・・・。
病気さえなければ、海原君は幸せな人生を歩んだんだろうに・・・・・。
