「うん・・・・・。
帰るよ、また明日、来るからね。
バイバイ・・・・・」
私は、ゆっくりと起き上がってドアの方へ向かった。
海原君のお母さんと、話があることを忘れていた。
カウンターに来たけど、海原君のお母さんは見当たらない。
あれだけ遅く来たから、もう帰ってしまったのかも・・・・・。
じゃあせっかく病院に来たんだしお母さんのところに行こうかな。
「お母さん・・・・・?入るね」
お母さんの病室はとても静かだった。
ノックをしても何も返事が返ってこない。
だから私は返事はなかったから寝ているのかと思い、勝手に入ってしまった。
しかし、お母さんは寝てはいなかった。
それどころが見慣れた顔の・・・・・
「海原君の、お母さん・・・・・」
がいた。
二人はとても静かな声で会話をしていたようだ。
だから、外にまで声はもれなかったし、私がノックをしてもその音に気づかないほど会話に集中してたってことなんだろうな。
「やっぱり、ここに来たわね、麻美ちゃん・・・・・。
これから大事な話をするわ。
もう、決めたことだもの。
邪魔はしないわよね?」
