あぁ、ふわふわ気持ちいい。
ずっとここにいたいなぁ。




私はいつの間にか、真っ白い何もない空間に居た。
しかもふわふわと飛んでおり、とっても気持ちがいい。
ずっとここに居たいと思うのも無理ないや・・・。





・・・み か・・・っ・・・い!





・・・?誰の声かな、しかもはっきり聞き取れないよ。





ま・・・、・・・ろ、麻美!!!帰って来い!!!




ぼんやりしていた声が突然聞こえるようになり、私はハッと目が覚めた。
そうだ、帰らなきゃ・・・・・、目ぇ覚めろ私!





すると、白い空間が、どんどん虹色の光に侵食されて行って、いつの間にか何処かに寝っ転がっていた。
隣には碧海と保健の先生と海原君・・・・・。
って海原君!?





私はガバッと跳ね起き、叫んだ。




「海原君!?どうしてここに!?」





「はいはい、どうどう。
落ち着け麻美」




冷静な突っ込みを入れる碧海。
碧海ははこの状況を不思議になんか微塵も思っていないご様子。