「話って何ですか?」
今の碧海の顔は、部長さんに呼び出されたことに対する嬉しさ三割、どうして呼び出されたか不安に感じる戸惑い七割ってとこかな。
「それはね、俺が碧海を好きだって事だよ」
おぉ、部長さん言った!碧海は・・・?
「・・・・・」
ぽかんとしている。
美人ってぽかんとしてても美人なんだね、いーなー。
「え、だって先輩は麻美の事好きなんじゃ・・・?」
「「それは違うよ、碧海」」
ここで私は出てきた。ここからは私が話さないと。
部長さんは私の意図を察してくれたようだ、頷いて私に話せと言ってくれている。
「それは違うよ、碧海」
もう一度言った。
「何が違うの?何で麻美がそこにいるの、それだけで充分よ!」
碧海、お願い聞いて!私は昨日のようにならないよう深呼吸をして言った。