話し終えるまでには、もう私は泣き止んでいた。
「えっ、碧海は、俺が麻美を好きって勘違いしてんの?参ったなー、俺は碧海が好きなのに・・・」
ぽりぽりと首を掻く。
そう、相談をするために何回も屋上に呼ばれていただけなのに・・・。
「部長さん、明日告白してください!」
「はぁっっっっ!?」
だって、部長さんが悪いもん!早く告白しないでうじうじしてるから、勘違いされるんだよ!
「どうせ二日後告白するつもろだったじゃないですか。
がんばってくださいね、じゃあさようなら。
明日しなかったら碧海にでまかせ言いますから」
脅しといた。
