ぱちっ




目が覚めた。私いつの間に寝たっけ・・・。




起き上がると、いつからいたのか碧海が抱きついてきた。




「へ・・・。
ふぇ!?」




「良かった・・・。
麻美、心配したんだから・・・」




何がどうなってるんだ。
私は確か海原君に案内を・・・案内!?




「碧海、海原君を案内しないと・・・。
先生に怒られちゃう!」




こういうと碧海は、キョトンとしてから笑い出した。




「あんた、真面目すぎ!自分がぶっ倒れたのに先生に怒られちゃうとか」




「え、私倒れたの?」




「うん、なんか写真のフォトブック見てたら急に海原が入ってきて、私に着いて来いって言ってるんだもん。
そんでついてったら、あんたがぶっ倒れてるし」




そっか・・・。
急に頭が痛くなって、倒れたんだっけ・・・。




「そういえば、海原が『もう俺と関わるな』って言ってたけど・・・」