今日は一段とテンションが高い先生。
先生の目を盗んで、さっきの紙の裏に返事を書く。
【一緒に来てもらいたんだけど、昨日海原君に二週間後に来てって言われちゃったんだ。
ごめんね】
下を向きながらポンっと軽く隣に放る。
ふと視線を感じて前を向くと、碧海と目があった。
碧海はすぐに目をそらして、また先生の話を聞くように前を向いた。
「・・・・・以上!次美術だから美術室に行く準備しとけよー」
SHRが終わり、みんな美術室に行く準備をする。
そんななか、童君がこちらを見ないで囁く。
「わかった、教えてくれてありがと。
ついでに聞きたいんだけど昨日何かした?」
「ううん、何にも。
あ、プロフィール書いたよ」
「今麻美の好きなもの、それかはまってるものは?」
「え?クローバーだよ」
