「むぅ~…」


「んな怒んなって夢(ゆめ)」


「…だって唯(ゆい)君、女の子と楽しそうに笑ってた」


「だーかーらー、あれはただの友達だって(笑)好きなアーティストの話が合っただけだよ。ほら、早く日誌書いて帰ろうぜ」


「…唯君は浮気できるんだ…。話だってすぐ変えちゃうし。」


「浮気ってお前なぁー…」

「だってだって!もうすぐ付き合って1年たつのに唯君一度も好きって言ってくんないしっ立派な浮気だよっっ」


「はぁー…」


「っ!?ほらっため息つく!夢のこともうあきれちゃったんでしょ?日誌だって唯君1人で書けばいいじゃん!!」


「…」


「…唯君?」


「…」


「唯君怒った…?ごめんねー…んっ」


「んっ…はぁ、…ゆぃく…んんっ」


「…夢は俺が浮気するような男だと思ってるんだ」


「えっ!?あっ、そういう訳じゃ…」


「…こうやって誰にでもキスすると思ってるんだ」


「そ、そうじゃないけど…」


「本当にあの子はただの友達」


「うん」


「夢が嫌ならもう話さないようにする」


「…うん」


「夢だけが好き」


「…うんっ私も唯君だけが大好き!!」


「絶対?」


「うんっ絶対!!ね、もう一回ちゅーして??…したぃ」


「っ!?ー…もう知んね…」


「んっ、ー…」


「はぁっ、なぁ、“唯君”じゃなくてさ、“唯”って呼んでみ?」


「っ//ゆ、…ゆぃ?////」


「っっ!?//やっぱいい!唯って呼ぶの止めて」


「えっ!?なんで!?(|| ゜Д゜)」


「あー…ほら、日誌職員室に提出しに行くぞっ」


「あっ待ってよ唯君!どうして?どうして唯って呼んだらダメなの??」


「…教えて欲しい?」


「うんっ!!」


「じゃ、耳貸して?」


「はいっ」


「可愛いから」


「っっっ////」