時は過ぎ
四月も下旬に差し掛かった頃
クラス分けでは
綾とおんなじクラスになることはできひんかったんだぁ…

まぁ、隣のクラスだしいっかぁ♪

「はいっ!じゃーいまから
委員と係決めてもらうでぇ」

今のはあたしの担任。
石川裕子先生だ。

新米の先生と感じさせないオーラをまとっていつつ、笑顔が可愛い先生ってとこかなぁ笑っ



て、委員と係決めるとかめんどくさぁ…
綾は何に立候補したんかなぁ…

「保体部会だけ決まってないんやけど
誰かやってくれる人おらんー?」

早く決まってくれないかなぁ
しょーじき、こーゆう部会よりもあたしは
係の方が似合ってるんだ

そんなことを考えていたとき
「なぁ、保体立候補したら?笑」
え?
今話しかけて来た人、だれ?
んーっと、どっかで見たことあるよーな…

「おーい、立候補しないの?」
あ!思い出した!!
入学式の時、隣の席だった男の子だ!