「詩蕗?!本当に詩蕗だよね?まだ、生きてんの?」

ちょっ、あたし一気にテンションが下がったんですけど!…

「まだ、生きてんの?」って何?ひどすぎ…

じゃなきゃ、何?あたし死んでるワケ?

もぉ!!!!!


「もちろん生きてるけど、というか離ししてくれます?」

あたし、さっきからどんどんと強く抱きしめられてて、苦しいんだけど。


「…あ、ごめん。」
あー、このイケメンさんがやっーと離してくれた。

「あのぉ、何であたしの名前を知ってる

んですかぁ?後、名前を教えてもらえま

すか?」

詩蕗のボソッとしたひと言で、俺は、

胸が痛んだ。

俺とこいつの話というと、二年前から

だぁ……