陸「黒龍の倉庫に来い」

は?何言ってんだ、こいつ。

『行くわけねぇだろ』

陸「なぜだ」

『蝶藍の総長だか…』

これは本当にやばい。

やっちまった。

ま、いっか。

いつか言うことだしな!

「「「「「はぁ⁉︎(えぇ⁉︎)」」」」」

わあ☆想像通りのリアクション。

春「ってことは、レオって桜蝶⁉︎」

『あぁ。あと、私の名前は麗架』

萩「えぇっと、つまりどういうことですか?」

そりゃこんがらがるのも意味ないよね。

『じゃあ、改めて自己紹介。』

みんな真剣に聞こうとしてくれてる。

それが目で伝わってくる。
私はそれに応えなきゃ。

『桜堂 麗架。蝶藍の総長で、通り名は桜蝶。もう一つの通り名が、光。男装のときはレオでよろしく。めんどくさいけど徹底して。』

禀「俺、麗架のこと狙っちゃお〜かな〜。俺女好きだし?可愛い子に目がないんだわ〜」

あほらし。

『じゃあな。俺は帰る。用があるからな。倉庫はまたいつか』


陸「やっと会えた」

陸がこんなことをつぶやいていたのは
知る由もない。