『誰だ。お前ら』

そう言うと

みんな目を大きく開いている。
なんだよ、私の言ったことそんな変か?

初対面なんだし

知らねぇに決まってんだろ。

なんて思ってると

?「君、僕たちのこと知らないの?」

『初対面だ。知るわけねぇだろ』

なぜか教室が静まり返った。

?「ついてこい。」

は?何言ってんだコイツ。

『無理』

?「いいからこい。名前教えるから」

『お前らの名前なんざどうでもいい』

そう返すと

グラッ

『は?おい、離せ』

?「…」

無視、ねぇ。

もういい。

大人しくしていると、着いた場所は
屋上。

ソファが置いてあるのをみると
コイツらの溜まり場ってわけだ。

めんどくせぇ。

?「じゃあ自己紹介ねー!僕は今伊 春 ーイマイ ハルー黒龍の幹部だよー!通り名は緑龍だよー。」

黒龍…全国No.1の族か。

なるほど。

春「よろしくね!てかめんどくさいから僕が自紹介するね!」

いや、そっちのがめんどいだろ。

春「あそこにす…「俺は夕暮 萩士ーユウグレ シュウジーです。副総長です。通り名は赤龍。」

そっちのが早ぇわな。

禀「俺は秋山 禀斗 ーアキヤマ リントー。幹部だよーん。よろしく〜。あ、通り名は、水龍だよ〜ん。」


涼「…桝 涼介 ーマス リョウスケー。幹部。火龍」


陸「時谷 陸 ートキタニ リクー。黒龍の総長だ。通り名は神龍」

ふーん。こいつらが黒龍が。

ま、私よりも弱いのは確かだな。

なんたって私は世界No.1の族蝶藍ーチョウランーの総長だからな。

通り名は桜蝶。
仲間が考えてくれた。
私もお気に入りなんだ。

春「君の名前は?」

『桜堂 レオ』

春「レオかぁ。僕たちレオ気に入ったんだ。だから話しない?」