そして次の日。


只今の時刻
9:30分。

待ち合わせは10:00時。

いくらなんでも早すぎるでしょ?
早いのは目を瞑るとして、

『あっつーい…』

千「ごめんごめん!ちょっと2人で話がしたくて!」

話し?
なんだろ…

『話って?』


千「来週さ、縁日があるじゃん?」

縁日…

『あぁ!あるある!』

千「みんなで行きたいなぁーって思ってね?」

縁日に?

なるほど。

『分かった。行こうか?』

千「やったぁ‼︎さすが麗架!ありがとう!じゃあ今日浴衣も買っちゃおうよ!」

『いいね。そうしようか』

そして明日のこと
縁日のことで盛り上がってると

春「あっ!麗架ー!里っちー!」

春の声がする。

千「春っちー!やほー!みんなも!」

春「あれ、麗架…どうしたの?」

萩「体調が良くないんですか?」

禀「丸くなってるけど、なんかあったのか?」

慧「あはは!千里、あんまり振り回しちゃダメだってば」

蒼「ご愁傷さまです」

涼「大丈夫?」

千「振り回してなーいー!暑さに負けた結果がこれなの!」

連「ほら、麗架。これやるからあとちょっと頑張れ」

『ん〜…じゃあ早く行こう』

陸「…」

千「陸ー?どうかした?」

陸「いや、別に」

千「…ふーん(ニヤニヤ)」

陸「…んだよ。」

千「陸…。麗架のこと好きなんでしょ?」

陸「…あぁ」

千「やっぱり。頑張れ!あたしは応援するから」

陸「さんきゅ」

千里と陸がこんな話をしてたのを
私は知る由もなかった。