啓「ここが理事長室だ」

『さんきゅ』

隗「じゃあな」

『あぁ』

ガチャ

『失礼しまー…』

ギュッ

ドゴッ

(あ、やっちゃった)

?「酷いよ〜麗架〜」

『え、声…仁さん?』

仁「あぁ、そうだ。ようこそ岬高等学校へ‼︎」

…この感じまさか

『仁さん、理事長?』

仁「そうだ‼︎」

この学校は末期だな。

など他愛のない話をして学校のことを聞いた

仁「まず、ここは全寮制だ。だから今日からは寮で生活してもらう。そしてー…」

聞いてねぇぞ。母親。
なんて思いながらも話を聞き

仁「じゃあ担任呼ぶな」

そう言って呼び出した

仁「え〜鏡?今すぐ理事長室にこいよ!そうだな〜20秒で来い。じゃねぇと…ははっ★じゃ、頑張れ!ブツッ」

ははって。しかも星黒いし。

仁さん変わってないな〜ほんと。

仁「3、2、i…」

バンッ‼︎

?「ハア…ハア…」

仁「はい、おつー。麗架、こいつがお前の担任だ」

『鏡さん』

鏡「お、麗架。仁もしかして転校生って麗架のことか?」

仁「そうだ。じゃあとは頼んだそ!」

鏡「おけ。よし麗架行くぞ〜」

『あぁ』

鏡「お前のクラスは2-Sだ」

『2-S?』

鏡「容姿端麗、頭脳明晰、あとは、社会的地位とか族とかだっけな。たしかそんな感じだ。」

そんな感じって、教師なんだから覚えとけよ。

鏡「その中の一つでも当てはまる奴等がS組って訳だ。麗架には頭脳の方で入ってもらう。(全部当てはまるんだがな。こいつの場合)」

『分かった』

鏡「ここだ。じゃあ俺が呼んだら入って来いよ。」

私は黙って頷いた。

ガラガラ

鏡「お前ら席つけー」

「ぎゃはははは‼︎んだよそれ!」

「知るかよ!」

うるせー。
鏡さんキレるぞ。

鏡「お前ら、黙れ」

シーーーーーン

さすが鏡さんだな。
すぐ黙った。

鏡「今日はこの学校に転校生が来た。入ってこい。」

ガラガラ

鏡「じゃあ、レオ自己紹介して。」

『桜堂 レオ』

鏡「………それだけか?じゃあお前の席はあそこだ。」

みんな私をガン見してくるが
そんなの無視だ。

静かに席についた。が。
私の周りは空席が5つ。

嫌な予感しかしねぇ…

鏡「じゃあ、今日は…」

ガラガラ

?「はろ〜」
?「おはようございます」
?「川先おはよー‼︎」
?「遅れました」
?「…」

鏡「お前ら遅ぇぞ。さっさと席つけ。」

謎の5人がこちらに向かってくる。
やっぱりな。この席はあいつらか。

ま、私には関係ないけどな。

鏡「今日は自習だ。じゃあ解散」


?「あれあれ?転校生じゃない⁈」

?「見ない顔ですね」

?「君、なまえは?」

可愛い男の子が聞いてきた。
私より可愛いじゃん。

そんな子いるんだな。

なんて思ってると、

?「名前は?なーまーえー!」

テンション高すぎてうぜぇ。

関わりたくないから黙ってると

?「おい。名前聞いてんだ、言え。」

は?誰こいつら。
何上から目線なんだよ。