陸「麗架は忘れてるかもしれな…」

『覚えてるよ』

陸「え…」

『覚えてるよ。君のこと。転校して始めて君の顔を見たときすぐに分かった。黒龍の総長だっていうのもね。嬉しかった。すごく立派になった君が見れて』

あの時、おそらくどこかで会うって直感で分かった。

それがまさか今だったのは驚いたけどね。

陸「麗架、本当にありがとう」

陸、今すっごくいい顔してるよ。
やっぱ、お礼言われるのは嬉しいね。

『うん』
笑顔で答えた。

黒龍のみんな「////////////」

ん?
顔赤い、けど。

『みんな…大丈夫?風邪か何か?顔赤いし…』

陸「いや、何もねぇ…」

『?ならいいけど…』

春「陸も麗架にお礼言えたしよかったねー‼︎」

禀「なんだかんだでずっと探してたもんな〜」

涼「よかったな、陸!」

萩「本当に、よかったですね」

陸「ありがとうな、お前ぇら!」

ふっ。

陸、あなたとってもいい仲間を持ってるじゃない。

春「てゆーかさー。この間、近いうちに蝶藍の倉庫に来てもらうって言ってたじゃん?」

あぁ、確かそんなこと言ったね。

春「それってさ、いつなの?」

『そのことなんだけど、明日。明日来てもらうから。下っ端君たちにも全員声かけといてもらえるかな?』

陸「分かった」

禀「いや〜、蝶藍の倉庫楽しみだな〜」

涼「やっぱでかいのかな?」

萩「そりゃ大きいんじゃないですか?」

春「もー!本当楽しみっ‼︎」

陸「だな」

そんなに?

『明日のお楽しみだね。…じゃあ私そろそろ寮に戻るね』

陸「俺らも戻るか」

陸以外「おう(はい・うん)」


『ありがとう。じゃあまたあし…』

春「おっじゃましまーす‼︎」

『はぁ⁉︎ちょ、』

禀「ほ〜う。こんな部屋に住んでんのか、麗架は」

前にも聞いたぞそれ。

『はぁ…で?何か御用で?』

涼「特にないよ」

おーい。
ないんかーい。

萩「みんな麗架と話したいんですよ」

ま、いっか。
私も楽しいしね

『ゆっくりしてってね』


そして私達は
他愛のない話で盛り上がり

その日は幕を閉じた。