始まった全員リレー。
これはクラスのやつ全員が出るからな。
スタートダッシュは…
まあ、お世辞でも速いとは言えない男子だった。
案の定今のところ最下位。
そして最下位は黒龍の幹部達にバトンが回ってくるまで続いた。
後半になるとやっぱり他のクラスも
速い奴らが増えてくる。
ちょっと追い上げが難しいところだが。
禀斗が走る。
お、今まで一周の差があったが
禀斗のお陰で半周にまで縮まった。
そして禀斗がバトンを渡した相手は
春だ。
春も相当速い。
なんと3位にまで上昇。
そして涼介にバトンが回る。
やっぱり黒龍のやつらはすげぇな。
涼介がなんと2位のやつに追いついたんだよ?
そして萩士に。もちろん萩士が2位の奴を抜いた。
抜いたところで陸にバトンが回る。
うわ、陸速っ。
1位と僅差じゃん。
最後は私か…。
みんなの頑張りを無駄にするわけにはいかないね。
陸「レオ‼︎頼んだぞ‼︎」
『任せとけ‼︎』
そして私はバトンを受け取り、
ゴールテープを切った。
春「おつかれー!レオさすが!」
『ありがとう。みんなも。すごかったよ』
次は、代表リレーか。
『なぁ?代表リレーの順番ってどんな感じなんだ?』
萩「春→禀斗→涼介→俺→陸→麗架って感じですね」
ありゃ、私最後か。
『おっけ。頑張ろうな』

